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「ウェストファリア体制論」という神話

政経の授業で、

「1648年に行われた、三十年戦争の講和会議である、ウェストファリア会議から国際政治はスタートした。」
ウェストファリア会議

なんて教えたもんだ。

今、行っている勉強会のテキストでは、この考え方はもはや神話だそうだ。

1648年の時点で主権国家体系なるものが突然浮上してきたわけではない。
主権国家体系

むしろ、16世紀から18世紀の間の長いヨーロッパの戦争と平和の連続の中で徐々に形成されたものであろう。

勉強会では、「世界史の教科書には、三十年戦争の勝者がフランスとスウェーデンだということはハッキリ記述されているが、主権国家体系がこの戦争の後、始まったということは書かれていない」という意見が出た。
三十年戦争


政治経済の教員からは、「政経では三十年戦争の戦局の変化や歴史的変遷はどうでもよく、生徒に国際政治のシステムを理解させるために1648年のウェストファリア会議を国際政治の視点と設定している。」という意見が出た。
国際政治

これが、高校の教科科目との違いになるのだが、やはり国際政治は1648年からスタートしましたよ~という説明は、違和感がある。
ごはんですよ
ごはんですよ~じゃあるまいし。
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