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一橋大学の問題

雪の兼松講堂
一橋大学の数学と社会は東大よりも難しく、日本で一番文系の入試問題として難関である、といわれています。

数学については東大文系数学より難しいのは間違いないようです。

ただ、受験者がどの程度解けるのか、ということになると、東大受験者のレベルが上回るのでしょう。

日本史は近現代にウェイトがかかっています。

1番は古代、中世、近世から、2番、3番が明治以降の近現代から出題されます。

分野的には幅広く出されますが、政治史・外交史よりも経済史・社会史が出る割合が高く、何を問われているのかを探し出すまで時間がかかる問題です。

4,5年前に統帥権の独立に関する問題が出題されました。

駿台や河合の模範解答の中に『軍部大臣は帷幄上奏権を持っており、しばしば内閣を倒すことにより軍国主義体制へと日本は進んでいった。』という記述がありました。

色々な意味で間違いのある解答で、予備校側が間違っているのか?大学側に間違いがあるのか?

議論が絶えない問題ですが、帷幄上奏権は憲法上軍部大臣にはない。

上原勇作の朝鮮2個師団増設問題での上奏は上原陸軍大臣の独善的憲法拡大解釈で行われたものに過ぎない。

但し、結果として西園寺内閣総辞職の原因となった。

というのが、受験界でも学会でも定説となっているようです。

しかし、参考書によっては軍部大臣は帷幄上奏権を持っている。

と書かれているものもあり、教える側としても慎重を期す単元です。

この様に、色々と考えさせるのが東大、一橋の日本史の問題ですが、教科書を超えるレベルの問題が普通に出てきてしまうのが、良くも悪くも一橋でしょうか。
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