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アダム・スミスの『国富論』とは

アダム・スミスと聞くと何を連想しますか?
アダムスミス

「神の見えざる手」を提唱した経済学者、という風に考える方が多いと思います。
神の見えざる手

高校の政経で経済学史の中で価格の自動調節作用=プライスメカニズムを提唱した学者。
プライスメカニズム

経済システムに政府は介入してはいけない=自由放任経済を提唱した学者。
自由放任経済

そんな風に高校の政経で習った人が多いのではないでしょうか。

決して間違いではありませんが。

実は倫理分野でもアダムスミスはよく出てきます。

倫理では『国富論』と共に『道徳感情論』という著作が登場します。
国富論
道徳感情論

アダム・スミスはお金をただ儲ければいいと言うものではない、儲け方に配慮しなければならない、と言っています。

経済学に巨大な足跡を残した経済学者は経済思想に大きな影響を与えているので思想家=哲学=倫理分野でも取り上げられるのです。

私が言いたいのはアダム・スミスが何故このようなことを言ったのかを知るためには、当時のイギリスの政治・外交状況を考えねばならない。

A・スミスが生きた当時のイギリスは七年戦争からアメリカ独立戦争という対外戦争をいくつも重ねていた時期でした。
アメリカ独立戦争

それまでの経済学の主流は「重商主義」=他国に戦争を仕掛け、敵国の金山、銀山をぶんどって本国に送る。
重商主義

金銀を多く持っている国が豊かなのだ、という考えでした。

しかし、この頃には重商主義政策はいたるところで破綻をきたしていたのです。

A・スミスは国が豊かだということはどういうことを言うのか?

という非常に哲学的な思索から入って『国富論』と『道徳感情論』を書き上げるのです。

しかし、日本の政経の教科書ではそうした時代背景が記載されていません。

これが、経済が解らないという現象を引き起こしているのではないでしょうか?
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教員を大切にしない学校~終わりの始まり~

この3月31日付で我々の同僚が大量に辞める。

定年退職は今年は1人もいない。

クビになる奴もいる。心を病み辞める奴もいる。

しかし今年圧倒的に多いのは都内のある私立高校に大量にヘッドハンティングされる教員が多いことだ。
ヘッドハンティング

また、それとは別に、この学校に見切りをつけて、新天地を目指す若手教員も例年になく多い。

やはり、今まで従業員である教師の待遇を適当に考えてきた人事政策の失敗が一気に噴き出てきたのである。

うちのやり方に何か文句があるならいつでも辞めてもらって構わん。

お前の変わりはいくらでもいる。

という様な採用、人事、研修を行ってきたつけである。

今まで偉そうにふんぞり返っていた理事長やその腰巾着である校長も最近やたらと気色悪いほど愛想がいい。

これ以上退職者が増えると学校組織が崩壊しかねないからである。
ストライキ

今、教員の労働市場は学校=ブラック職場というイメージの定着からか、
一部の教師天職主義学生を除いて、教師のなり手が少ない。

いても、給与福利厚生のいい都内の学校に逃げてしまうので、
経営に胡坐をかいていた私立高校は短期間で組織が崩壊しかねないのである。
有給

特にスポーツ競技に必要以上に金をかけている学校は危ない。

甲子園に出場する地元の高校を応援することと、自分の子供をその学校に行かせたいかどうかは違うのである。

スポーツの闇
まだまだ、来年の人事は荒れそうだが、馬鹿校長乗り切れるか?

新田義貞と脇屋義介

ここで足利尊氏のライバル新田義貞について述べたいと思います。
尊氏と義貞

源義家の系譜を引き、新田、足利両家共に清和源氏の血統ですが、

DNA的に世渡りが下手だったのか

新田氏は鎌倉時代後期には上野の貧乏御家人に転落していました。

血は名門であっても財力が無い、故に武家は新田を武家の棟梁とは認めなかったのです。

そういう意味では、今も昔も金が重要なんですね。
金が全て

金が欲しいんじゃない、やりがいのある仕事をしたいんだ!

なんてこと言ってると、やりがいのある仕事に就けなくなるもんだったり…

Anyway,新田義貞、尊氏のライバルということになっていますが、

太平記の中では猪武者の愚将としてこき下ろされています。

スクラム戦では強いけど、バックスの展開が全くダメなラグビーチーム、

それが新田義貞です。

ただ、鎌倉攻めの折、稲村ケ崎の侵入ルートを見つけた戦略的着眼点は素晴らしいと思うのですが。
鎌倉攻め

逆に足利軍を西国に追い詰めるべき時に、

播磨の赤松円心の立て籠もる白旗城に拘り、

尊氏復活の時間を作ってしまった点は、いかにも愚将ですね。

また、尊氏に直義という優れた弟がいたのと対比されるのが脇屋義助という弟です。
脇屋義助

これが兄貴に輪をかけたような凡将で、やはり天下の覇権を握る男には優れた兄弟がいるものですね。

例えば秀吉と秀長のように。

そういう意味では太平記の中で新田義貞の立ち位置はダサダサです。

私は大学時代伊香保温泉に彼女と泊まりに行った時、寝言で
「俺、新田義貞と話してきたよ。」
「で何て言ったの?」
{アホ!」
と言って寝たということを翌朝彼女から朝食の時、聞かされました。

自分の記憶には無いんですが、

フィクションの部分を差し引いても

「アホ!」

だったんでしょうね。

足利尊氏の魅力

尊氏は鎌倉の浄光明寺に剃髪して籠ってしまいます。
尊氏謹慎

余程、後醍醐天皇から逆賊呼ばわりされたのがショックだったのでしょう。

大将不在のまま、足利軍は直義を総大将にして新田勢を三島口で迎え撃ちますが、惨敗。

これは前回の中先代の乱と異なりまして直義も師直も本気、だけど新田義貞は強かったということです。
新田義貞

足利一門でない武家は続々新田側に寝返ります。

ここで1通の手紙が現れます。

「足利尊氏が寺で謹慎していようとも、逆賊として必ず、尊氏、直義両名の首を挙げ、足利一門を根絶やしにせよ!」
と、後醍醐帝が言っているという手紙です。

実はこの手紙、佐々木判官か高師直か、直義の誰かが創作したものとされていますが、

この手紙を見た尊氏は

「一門の存亡がかかっているなら是非も無し!」

として寺を出て出陣の命を下します。
足利尊氏

すると、それまで関東各地に散らばっていた武家が鎌倉にぞろぞろ集結します。

これが源氏の棟梁としてのブランド効果なのか?

良く解りませんけど、尊氏本隊は箱根で直義、師直以下の足利勢と合流、箱根雪の下で新田勢を散々に破ります。

新田勢は東海道をただ敗走することになります。
尊氏経路

尊氏の魅力、①一旦立つと周りの武家が集まってくる。
②そして、必ず戦に勝つ。

日本史の中の軍事戦略家として、足利尊氏は傑出した存在かと言うと、そうとは思えないんですが…
尊氏大将

でも彼が先頭に立つと、周囲がやる気になるんですね。

それが尊氏の大将肌としての人間的魅力の様に思えます。

ストロベリーナイト

竹内結子主演『ストロベリーナイト』をSPドラマ→連ドラ→映画→スピンオフドラマの順で全て見た。
ストロベリーナイト

2012年頃の日本のサイコサスペンスの最も売れたドラマだというのだが…

まず、SPドラマこれは面白い。

特に林遣都が素晴らしい。
林遣都

誰が犯人かこいつが自分で明かすまで全く読めなかった。

林遣都の狂った演技は松坂桃李と双璧といえるほどに素晴らしい。

今の日本人若手俳優で、MADな演技ができるのはこの2人だけだろう。

そして連ドラ、まあ、普通。

そして、映画。色々な映画書評やレビューに書いてある通り、サイアク!

何で、ヤクザの大沢たかおとカーセックスやっちゃんてんだか意味わかんねーし!
大沢たかお

1996年のドラマ『沙粧妙子最後の事件』
あれが日本のサイコサスペンスの最高傑作で、未だにあれを超えるサイコサスペンスを見たことない。
紗粧妙子

やはり佐野史郎の怪演が素晴らしい。
佐野史郎

そして、わからずや上司の典型を蟹江敬三が見事に演じた。
蟹江敬三

比較してストロベリーナイト、
まず、サイコで主人公の女刑事と相棒の男が美男美女である必要がない。

そういった意味では西島秀俊は損なキャスティングだったと思う。

そして、判らず屋上司だが渡辺いっけいが上手いは上手いが、蟹江敬三とは比較にならない。

まあ、しかし、最近の日本ドラマの中ではまあまあとするか。

竹内結子美人路線なら、それを貫けばよいのだが、なんか中途半端だったように思います。